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新型コロナウイルス感染症対策にお金をかけるところ、節約するところ

2020.09.14

新型コロナウイルスのせいで、手間も経費もかかってしまっています。
特に感染症対策費用として、消毒液や手袋、マスクなどの価格が高騰し、経費が今まで以上にかかってしまっている歯科医院がほとんどです。

そのため、利益率が下がって今後の経営に不安を抱えている歯科医院も多いです。
そこで今回は、正しくお金をかけるべきところ、節約すべきところについてご紹介していきます。
ぜひ今後の医院経営の参考にしていただければと思います。

1.患者さん、スタッフのための感染症対策

新型コロナウイルス感染症対策のため、今まで以上に患者さんはもちろん、スタッフのための感染症対策費用がかかっている歯科医院がほとんどです。

特に検温に関する設備投資を行ったり、洗浄のための機器を設置したりしている歯科医院もあります。
これらの感染症対策は欠かせないものです。

こういった感染症対策を全国的に万全に行っているため、歯科医の治療を受けて、患者さんに感染したという事例は報告されていません。

それほど、歯科医療は感染症対策を徹底して行っているという証明にもなります。
今後、新しい生活様式になるため、今まで以上の感染症対策は必要になるにしても、今まで以下になることはありません。

万が一、感染症が出てしまっては歯科医院経営を継続することすらできなくなります。
ですから、歯科医師自身はもちろん、患者さん、スタッフのための感染症対策を徹底しましょう。

2. 歯科医師が知りたい!節約すべきところは?

経費が今まで以上にかかるため、今までと同じやり方では利益率が下がる一方です。
ではどうすればいいのでしょうか。

それは『節約』です。

かといって感染症対策費を経費削減しては絶対にいけません。
ではどういったことで経費削減をすればいいのでしょうか?

歯科医院で節約してほしい分野があります。
それは材料費です。

かといって治療の質が落ちるような材料を節約してはいけません。

若い歯科医の先生では歯科材料の通販を利用していますが、まだまだ全ての歯科医院で歯科通販会社を利用しているわけではありません。

ディーラーさんとの付き合いもありますが、頻繁に使用するコンポジットレジン材料でまずは価格を比べてみましょう。
1000円以上価格が違う場合があります。

これは薬剤でも一緒です。歯科通販会社でもメインで使用する鎮痛薬や抗菌薬を取り扱っています。
薬価の高い薬ほど、通販会社の方が、価格が安いことが多いです。
質を下げることなく経費を削減することができます。

また、歯科医の先生の負担なく節約できるオススメの方法として、光熱費の節約があります。
例えば、電気会社は格安プランを提案している電気会社があります。
歯科医院専門の電気プランを紹介している会社もあります。

そういった契約を変えるだけで、あとは手間も要らずに勝手に節約してくれる経費削減をすることで、利益率を上げることができます。

当たり前のことのようですが、なかなか取り組めていない歯科医院も多いです。
ぜひ材料費、光熱費節約方法を参考にして手間をかけずに節約してみてください。

3.必要経費を考えよう

感染症対策費や人件費など節約しようと思ってもできない分野はあります。
ですが、手間をかけずに節約する方法もあります。

まずは歯科医院経営において何が必要で絶対に削減できないかを見つめ直してみましょう。見直してみることで、経費を削減できる分野はいくらでもあります。

スタッフに無理をさせて節約させても継続することができません。

しかし、ご紹介した方法ではスタッフの負担もかからず、歯科医の先生の負担もかからず、節約できます。
ぜひ必要経費を見直して、節約できる分野はどんどん節約しましょう。

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