歯科医院を経営している先生方のお悩みとして常に上がるのが人材をどう確保するのか、という問題です。
安定して人材を確保するために、求人サイトへ登録したり、人材派遣会社と契約したりしていることと思います。
また、人手が足りないときに限って、求人の申込みが来ない、といった話もよく聞きます。
今回は、TikTokやInstagramといったSNSを活用した求人方法についてお伝えしていきます。
SNSを活用した求人に手をつけている歯科医院さんは少ないのですが、今後メジャーな求人方法になることでしょう。
▼SNSは集患だけではなく求人にも効果的です
TikTokやInstagramといったSNSは集患だけではなく、求人にも効果があります。
歯科医師の求人は、まだ求人サイトや人材派遣会社に登録して行うのが一般的ですが、歯科助手や歯科衛生士は、TikTokやInstagramから直接メッセージが来て、見学そして採用という流れも少なくありません。
若い人が就職先の情報を調べるとき、以前ですとグーグルで検索をして歯科医院を調べるのが主流でしたが、近年では、SNS上で検索をかけているケースも多くあります。
働く側から見ると、SNSは働きたい歯科医院のスタッフや雰囲気を調べるツールとしては最適です。
SNSを運用するときには求人も意識して行うと良いでしょう。
また、歯科医院の中には求人のためにSNSを運用している歯科医院もあります。
▼SNSを使った求人のメリット
SNSを使った求人には、従来の求人方法に比べていくつかのメリットがあります。
・コストが抑えられる
求人サイトや転職エージェントを使用するには、使用料金や成果報酬がかかります。
それに対してSNSは基本的には料金はかからないため、求人にかかるコストを抑えることが可能です。
高い費用をかけて求人をした人材が医院に会わない、もしくは、早期に退職してしまう事もあるため、求人自体のコストが抑えられることは大きなメリットです。
・スピード感を持って直接やり取りができる
SNSによる求人は、SNS上で直接メッセージのやり取りができるのもポイントです。
求人サイト上でのやり取り、メールによる問い合わせは毎回確認するのが面倒です。
それに対してSNS上で直接メッセージのやり取りを行うことで、スピーディかつ簡単にやり取りをすることができます。
・他院との差別化ができる
SNSを活用して求人を行っている歯科医院は少ないため、他院との差別化ができます。
求人の窓口は多ければ多いほどよいため、若い人材を欲している医院は特にSNS上での求人に取り組むと良いでしょう。
▼担当者を決めて運用しましょう
SNSを運用するときの注意点としては、担当者を決めて運用することです。
院長先生や勤務している歯科医師の先生は普段の業務が忙しいため、若くてSNSを普段から活用しているスタッフに担当してもらうと良いでしょう。
発信内容は求人に特化する必要はありません。
簡単なモラルチェックを行い、歯科医院の様子を中心に発信してもらうようにしましょう。
発信内容よりも、頻度の方が重要なため、最低でも週に数回は発信するようにしましょう。
▼SNSから直接問い合わせがしやすいように
SNS上で直接問い合わせがしやすいようにしましょう。
メールフォームを作ったり、別の求人ページを作ったりしてもほとんどの人は面倒がって問い合わせをしてくれません。
投稿内容の最後に、「患者さんからの質問や働きたい人は直接メッセージをください」などの文言やハッシュタグを入れると効果的です。
▼まとめ
SNSを活用した求人方法についてお伝えしてきました。
今回お伝えしたように、SNSを運用してみると、想像よりも多くの問い合わせがあることに喜ぶと思います。
SNSは集患だけではなく、求人にも活用できるため積極的に運用していくことをお勧めします。
歯科医師 K.A.