「医院見学に来てくれた人への対応がわからない」
「その後の採用まで繋がらない」
このような悩みを持っている経営者の方は多くいらっしゃいます。
採用において医院見学は医院をアピールし採用につなげる最大のチャンスです。
ですが、とりあえず自由に見学してもらう、ちょっとした面接を行うだけ、といった医院がほとんどです。
今回は採用率がアップする医院見学者への対応についてお伝えしていきます。
▼事前に医院見学者の希望をリサーチ
見学日の前に医院見学者の希望をリサーチすることは非常に重要です。
求人サイトの経歴や見学申込みのメッセージだけではなく、そこから一歩すすんだ情報を手に入れましょう。
事前にメッセージやライン、ZOOMなどで、「見学の際に見たい、聞きたいことはなにか」「どのような医院で働きたいのか」など聞いて見ましょう。
医院見学に来てくれる人のことを知れるだけではなく、自分に対して興味を持ってくれる医院である、と見学者が思ってくれるという効果もあります。
▼名札やスリッパ、見学中の白衣などを用意する
見学者が見学中に使用する名札やスリッパ、白衣などを用意しましょう。
名札を着けることで、スタッフサイドが気軽に見学者に話しかけることが可能になります。
また、スリッパや白衣は見学者に持参してもらうのではなく、医院側で用意するのが好ましいです。
なるべく気軽に持ち物が少なく見学をしてもらう、患者さんに接するように見学者に接遇することで好印象を持ってもらうことができます。
▼案内役を付けて医院の案内をしてもらう
医院の案内をしてもらう場合には、見学者を放置するのではなく、案内役を付けて医院の案内をしてもらうと良いでしょう。
案内役は、可能であれば、歯科医師の見学に対しては歯科医師、歯科衛生士の見学であれば歯科衛生士という用意、同業者であることが望ましいです。
同業者からみての医院の紹介、働き方の一つの例を見学者に伝えることで、働いた際の具体的なイメージを想像することができます。
▼院長以外の人と話す時間を設ける
見学の際には院長以外の人と話す時間を設けるようにしましょう。
勤務する医院を選ぶ際に重視するのは、金額などの条件と、スタッフとの人間関係です。
院長以外の人と話すことにより、今後一緒に働くことになるスタッフの人となりや仕事の仕方を知ることができます。
また医院サイドとしても、見学者とスタッフの相性を図ることができます。
なるべくスタッフルームや近所のカフェなどなるべく緊張しない環境で行えると良いでしょう。
▼昼食や交通費を用意する
見学者に対して、昼食や交通費を用意する医院は珍しいため、昼食や交通費を用意するだけで他の医院と差別化することができます。
昼食や交通費を用意することで、見学者を歓迎している印象を与えることが出来、良い印象を持って帰ってもらえるでしょう。
採用全体にかかるコストに比べると、昼食代や交通費は微々たるものなので、コストパフォーマンスは良いと思います。
▼まとめ
採用率がアップする医院見学者への対応についてお伝えしてきました。
多くの医院において採用は課題かと思います。
今回お伝えした内容を実践し、採用率をアップしていただけたらと思います。
歯科医師 K.A.