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指示待ちスタッフ・損得勘定で動くスタッフとの接しかた

2026.03.23


歯科医院ではさまざまな人と関わる機会が多い場所です。たとえば話しが長い人、ネガティブな人など、患者さんだけでなくスタッフにも個性的な人たちがいます。
個性的な人たちと関わることで「しんどいな…」と思う場面も少なくありません。

そこで今回は、「指示待ちスタッフ」「損得勘定で動くスタッフ」に焦点を当てて解説します。

個性的な人の特徴や扱い方を知っていれば、大きく悩まず接することができ、即戦力にできます。

指示待ちスタッフの特徴

指示待ちスタッフは指示されたことは、やるもののそれ以上の行動はしません。仕事に対しての情熱が持てないことや自信のなさが原因で、自発的な行動ができない傾向があります。

また、指示待ちの人は周囲が忙しくても、自らが次にやるべきことをする発想がありません。そのため、その都度指示が必要になり、指示する側はストレスを感じるでしょう。

やる気のない人の場合は、無理に改善を迫ると仕事を辞めてしまうリスクがあります。自信のないタイプは「仕事を任されたくない」と責任を回避し、独り立ちできずに周囲の不満を招く存在になる可能性が高いでしょう。

さらに、指示待ちスタッフは仕事内容を把握していないため、指示の意図を考えず、周囲に説明責任を負わせることも特徴。指示待ちスタッフを戦力として活かすには、マネジメントやサポートにかかる手間が大きな課題になります。

指示待ちスタッフとどう接するか

その日にやるTODOリストを渡す

作業量は相手の能力を見極めて適切な量を設定しましょう。慣れてきたら自分でチェック項目を作成させて、自発的な取り組みを促します。


とにかく褒める

仕事への情熱がないタイプは、とにかく褒めてやりがいをつくりだしてあげましょう。褒められることが励みになり、次第に情熱をもって取り組んでくれるようになります。


新人や後輩スタッフの指導係りにする

責任を避けるタイプには、新人や後輩の指導係りにするのもひとつの手段です。責任を持たざる得なくなり「上の人がなんとかしてくれる」という依存心を抑えられます。

特に同じ指示待ちタイプの後輩をつけると、指示を与える側の気持ちを理解できて成長に繋がるでしょう。ただし、優秀な後輩をつけると指示待ちスタッフはさらに何もしなくなる恐れがあるため、注意しましょう。


指示は明確に伝える

指示をするときは、細かすぎる指示を避けるようにしましょう。過剰に丁寧な指示は、自分で考える余地を奪い「言われたことだけやればいい」という意識を助長しかねません。

ミスを防ぐために先回りして細かく指示しておきたい気持ちもわかりますが、それが繰り返されることで指示待ちスタッフが、その状態を当然と捉えてしまう原因となるのです。

損得勘定で動く人の特徴

損得勘定で動く人の行動原理は、ギブアンドテイク。または、ギブアンドテイクアンドテイクで、何事においても得を感じることで動きます。

彼らと上手く接するコツは、実際に得があるかどうかではなく、得を感じさせることです。彼らは見返りがないと決して動きませんが、少しでも得だと感じれば容易く動いてくれます。

そんな彼らの最大の特徴は、金銭面の計算の早さと正確さです。また、彼らの要領のよさはビジネスにおいて非常に役立つスキルで、円滑に仕事を進める上で見習いたいところです。

金銭に関わることを相談する

コストパフォーマンスに関する相談は彼らの得意分野で、有益なアドバイスがもらえるはずです。そのため「頻繁に使用する材料はどこで購入するのがいいと思う?」「家の電気代が高いんですよね。Aさんは何か対策していますか?」などと相談するのがおすすめです。

ただ、その後の相談結果のフィードバックを忘れずに行いましょう。よい評価を伝えることで、得した気分になってもらいさらに親密度を深めることに繋がります。


簡潔な質問をする

教えてもらいたいことがある場合は、YESかNOだけで答えられる質問がおすすめです。「どうしたらいいのですか?」などの曖昧な質問は避け「これでいいですか?」と自分の提案を確認して貰う形にします。

もしNOと言われた時に「どうすればいい?」と聞いてしまうと、回りくどい説明が始まってしまうので「すぐに変更するね」と退散するのが賢明です。

まとめ

個性的な人の特徴や関わり方を知っていると、関わるしんどさを減らしながら気持ちよくコミュニケーションがとれるようになります。また、相手への見方や接し方を少し工夫することで、個人や医院の成長にもつながるでしょう。

歯科衛生士 帆保智子

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