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歯科医が知っておきたい初診患者の増やし方

2020.11.24

歯科医院経営にとって患者数は大切ですが、初診数も同様に経営面において重要になってきます。
毎月の初診人数が10人以下といった歯科医院は経営面で不安を抱えている可能性が高いです。
そこで今回は歯科医師が経営面で知っておきたい初診患者の増やし方についてスポットを当てていきます。初診患者を増やしたい歯科医の先生はぜひ参考にしてください。

1.初心患者の増やし方ー1-1.口コミ

初診患者の増やし方は主に
・口コミ
・ホームページ
・患者さんからの紹介
の3つのポイントを抑える必要があります。一つずつ解説していきましょう。

まずは口コミについて、
患者さんからの口コミにしろ、インターネット上の口コミにしろ、口コミを頼りに来院される患者さんは圧倒的に多いです。しかし歯科医院では、口コミを増やすことに労力をかけている歯科医の先生は少ないです。
口コミサイトに宣伝費を支払いたくない先生も多いでしょうし、仮にいい口コミを買うという行為はあまり好まれません。ではどうやっていい口コミを増やすのか?
口コミを増やすためには、待合室や診療室の壁にSNSやホームページにコメントしてくださった方には歯ブラシをプレゼント!など告知をすることが最も効率的な方法です。
スタッフに口コミを確認してもらってから試供品をお渡しします。実際にスタッフが口コミを確認するため、悪質な口コミを減らすことが可能です。

1-2.ホームページ

都会の歯科医院では、ホームページはあって当たり前というところがある一方で、都心部を離れるとどうしてもホームページが充実していない歯科医院も多数あります。また充実したホームページに見えて、全く最新情報を更新していない歯科医院もあります。
最近では感染症対策についてのブログを更新するだけでも、初診患者増加につながります。
改めて自分の歯科医院のホームページを見直してみましょう。

1-3.患者さんからの紹介

初診患者さんの中には何らかの理由で他の歯科医院に通うのが億劫になってしまった患者さんがいらっしゃいます。そんな患者さんは家族であったり、職場の知り合いにいい歯医者がないか相談することも多いです。既存の患者さんは初診患者さんを増やしてくれます。そのためには紹介を促すことが重要です。
問診票の欄に来院動機を記入する欄を作ります。そして紹介であれば誰の紹介かまで記入してもらうようにしましょう。そうすることで、紹介してくださった既存患者さんに対して試供品を渡すことでさらに紹介を強化することができます。

2.初診患者を増やすだけではだめ

初診患者の増やし方についてご紹介しましたが、ただ初診を増やすだけでは歯科医院経営がうまくいくわけではありません。
初診患者を増やすだけでは歯科医の診療面での労力が過度にかかってきます。初診患者の多くは治療が必要です。中には定期検診だけの患者さんもいらっしゃるかもしれませんが、初診である以上、治療、しかも治療回数のかかる重度のカリエスの可能性が高いです。
ですから、初診患者さんが増えたら、初診カウンセリングをしっかりと行い、リコールへ繋げるようにしましょう。

3.初診患者を永久のファンへ変えよう

初診患者さんを増やしたあとが歯科医院経営を好調にするかどうかの分かれ道になります。
というのも、初診患者さんで治療が終了してそのまま来院をやめてしまう方も少なくないからです。
せっかく初診が増えてもどんどん治療が終了してしまえば、経営面で行き詰まります。
ですから、初診患者さんを永久のファンへ変える取り組みが必要です。どうして定期検診が必要なのか、どうして定期的な歯石取りをする必要があるのか、説明ツールをうまく活用して、初診患者さんにずっと先生の歯科医院に通ってもらえるよう促しましょう。そうすることで安定した歯科経営が成り立ちます。

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