知って得する歯科情報!

インプラントだけじゃない?自費率向上3つのポイント

2021.02.08

自費といえばインプラント、インプラントは売り上げを上げるために最も効率がいいと思っている歯科医の先生もいらっしゃるかもしれません。
また研修などでインプラントを実践してきて、インプラントを積極的にやっていきたい歯科医の先生も多いでしょう。

しかし、インプラントだけが自費率を向上させるわけではありません。
むしろインプラントをやっていない歯科医院でも、自費率を向上させている歯科医院はあります。
今回はインプラントだけじゃない自費率向上のポイントをご紹介します。

1.自費といえばインプラントは間違い?

自費といえばインプラントだ、と考えている歯科医の先生は多いです。
実際、インプラントは金額的にみれば一括で入ってくる金額は大きいです。
本数が多くなれば100万円単位の大きい売り上げになります。

だからこそ、今月はインプラントがあるから売り上げが大きいと喜ぶ院長先生もいます。
しかし実際、インプラントの利益率はどうでしょうか。

インプラントは歯科医師の拘束される時間が最も長い治療です。
歯科医師の人件費、インプラント手術アシスタントの人件費、またインプラント治療に必要な器具の費用などは他の治療と比べると高いです。

インプラントを専門に行い、毎月のようにインプラント治療を行っている歯科医院なら問題ありませんが、年に数回しかインプラント治療を行っていないといったような歯科医院であれば、インプラントは自費率向上にあまり貢献しません。
むしろ、クラウンやブリッジなどの補綴物の自費率を向上させた方が、売り上げに直結する歯科医院もあります。
ですから、自費といえばまずインプラントだという考えは改めた方がいいかもしれません。

2.自費率向上の3つのポイント

自費率を向上させるためには3つのポイントがあります。
インプラントをやっていない歯科医院でも、この自費率向上の3つのポイントはすぐに実践することができますので是非参考にしてください。

2-1.補綴物パンフレットを作成する

自費率向上のポイントの1つ目として紹介するのが、補綴物パンフレットの作成です。
補綴物パンフレットがあることで、患者さんは自身の予算の中から、自分がやりたい補綴物を選ぶことができます。

患者さんの価値観はそれぞれです。
白ければ保険でもなんでもいい、噛めればなんでもいいという患者さんもいますが、自分の支払える金額であれば、見た目も機能もいい補綴物を希望する患者さんもいらっしゃいます。

パンフレットを作成して患者さんに形成前に渡しておけば、今まで保険治療中心であった歯科医院でも、自費を選択する患者さんが増えます。

2-2.ホワイト二ングパンフレットを作成する

自費率向上に貢献するものとしてホワイトニングが挙げられます。
ホワイトニングは歯科衛生士が単独で行うことができます。
歯科医師の時間を拘束することがないので、利益率としてはインプラントよりもホワイトニングの方が実は高いです。

また、歯を白くしたいという患者さんは多く、ホワイトニングをやっているか知らずに聞けない患者さんも多いです。
ですからホワイト二ングのパンフレットを作成しておき、待合室でもみられるようにしておくと、ホワイトニング患者さんが増えるかもしれません。
ホワイトニングをやっていない歯科医院であっても、ホームホワイトニングだけでも参入障壁が低いので、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。

2-3.待合室やホームページに自費診療の価格表を掲示する

自費率向上のために、待合室やホームページに自費診療の価格表を掲示しておくのもおすすめです。
特に、待合室のパンフレットに価格表を置いておくだけでも、興味のある患者さんがみることで、スタッフへの質問が増えます。

価格がわからないから、聞くに聞けないという患者さんは多いですが、
逆に価格がわかっていれば、自費治療を受けたいという患者さんも多いです。
ぜひ価格表を待合室に置いたり、ホームページに記載してみませんか。


まとめ
自費率向上のための3つのポイントをご紹介しました。
今回紹介した3つのポイントは、ファーストステップとして実施すべきポイントになります。
まだ対応できていないなら、ぜひこの3つのポイントから取り組んでみてはいかがでしょうか。

一覧へ戻る