思ったように患者数が伸びない、初診患者が思うように増えない、と悩んでいる歯科医の先生は多いです。
一方で、患者さんが集まり、集患に全く困っていない歯科医院もあります。
実は、集患ができている歯科医院には共通する3つの特徴があります。
思うように患者さんが集まらない、
もっと患者数を伸ばしたい、
という歯科医の先生は自分の歯科医院が当てはまるかどうかぜひチェックしてみましょう。
1.あいさつができるスタッフが揃っている
患者さんが集まる歯科医院の特徴として第一に挙げられるのが「あいさつ」です。
患者さんへのあいさつはもちろん、歯科ディーラーなどの業者さんに対するあいさつも、大きなポイントです。
たかが「あいさつ」と考える先生もいらっしゃるかもしれませんが、毎日のちょっとしたあいさつが歯科医院の雰囲気を大きく変えます。
「あいさつをしない」、「あいさつがきちんとできない」、ということは、患者さんを迎え入れるサービスが土台から整っていないということと同じです。
歯科医院は病院だからべつにそこまで・・・、と考える先生もいるかもしれません。
ですが、これが飲食店であればどうでしょうか。
声の大きさに違いはあれど、大衆食堂でも、高級料亭でも、お客様を出迎えるときは必ず「いらっしゃいませ」というあいさつがあります。
あいさつが何もないようなお店であれば、第一印象は「愛想の悪い店」にしかなりません。
どれだけ味が美味しかったとしても、もう一度行く気にはなかなかなれません。
集患ができていない歯科医院では、スタッフのあいさつができていない傾向が高いといえます。
逆に、あいさつができるスタッフがいれば、それだけで患者さんの第一印象を上げることができます。
人の礼儀として当たり前のあいさつですが、意外と見落としがちです。
もし、あいさつしていないスタッフがいるなら、院長先生自らあいさつすることから始めるといいでしょう。
あまりにも当たり前すぎてチェック漏れがあるあいさつですが、本当に大切な行動になります。
2.予約管理が徹底している
患者さんが集まる歯科医院は予約管理が徹底しています。
次回の予約をしっかりと押さえることで、安定した患者数を維持できます。
次回の予約をとるときには重要なポイントがあります。
それは、どうして次回の予約が必要なのか、きちんと説明し、患者さんに納得してもらう必要があります。
歯科医の立場からすれば、ブリッジ形成後のセットの予約は絶対に必要ですし、感染根管治療は回数がかかります。
ですが、患者さんからすれば、
ブリッジ後の仮歯のままではなぜいけないのか?
痛みがなくなったから治療は終わりではないのか?
と思ってしまいがちです。
通院の理由がなければ、自分の都合のいいようにしか解釈せず、ちょっとした理由で通院をやめてしまうのです。
治療の必要性を説明し、予約管理を徹底しなければ、予約枠は埋まりません。
この予約枠をしっかりと埋めて、予約管理の徹底を院長先生だけでなく、診療スタッフ、そして受付スタッフまでしておく必要があります。
特に、受付スタッフが治療の継続性を理解していない場合にありがちな、「次回の予約は電話でお願いします」、といった対応では予約は埋まりません。
院長先生はもちろん、スタッフ全体に予約管理を徹底させましょう。
3.歯科医院で働くことを誇りに思っている
集患ができる歯科医院のスタッフは、自分の働いている歯科医院で働くことを誇りに思っています。
そのため、歯科医院のための行動を起こすことができます。
それは同時に患者さんのための行動につながります。
その結果、患者さんの評価も上がり、患者さんが集まる選ばれる歯科医院となるのです。
歯科医院で働くことに誇りを持つためには、スタッフが働きやすい環境も必要です。
残業時間が多い、評価されないといった環境を改善していくことが重要です。
患者さんが集まる歯科医院には特徴があります。
ぜひ今一度、ご自分の歯科医院を振り返ってみましょう。