コツコツといい治療をしていれば大丈夫、宣伝なんて必要ない、ましてや自分の腕の良さをアピールするなんて恥ずかしい、そう感じていませんか？
日本人は仕事を熱心にしているのにアピールする努力をしないから、いい仕事をしても選ばれない、とよく言われます。
素晴らしいサッカー選手でも、監督の前でアピールしなければ、レギュラーにはなかなか選ばれません。
せっかく努力してどれだけ素晴らしい技術があったとしても、レギュラーに選ばれなければ能力を発揮できずに終わってしまいます。
これは医療でも同じとは言えないでしょうか。
どれだけ治療技術をあげたとしても、患者さんに選ばれて治療技術を発揮しなければ、そのメリットを提供することができません。
だからこそ、歯科医院にはアピール力が必要です。今回は、実は疎かにしがちな歯科医院のアピール力についてご紹介します。
1.アピール力がない歯科医院は患者さんが集まらない
アピール力がなくても、腕があれば自然と口コミで広がる、と思っている歯科医師の先生もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、競合が少ない地域では一定の口コミは広がりますが、人口100万人を超えるような都市部では、人の口コミだけで患者さんが集まることはまずありません。
ホームページはもちろんのこと、看板、S N Sの活用など様々な方法を用いて患者さんに向かってアピールし、情報を発信していかなければ患者さんはあなたの歯科医院に行く理由がないのです。
あなたがコンビニ行く際、どのように選びますか？
おにぎりを買いに行くだけなら近くのコンビニでいいはずです。
患者さんも同じです。もちろん極端な例ではありますが、歯が痛いのであれば、近くの歯医者に行きます。
ですが、コンビニでも、ファミリーマート、ローソン、セブンイレブン、大手コンビニ各社それぞれお弁当やスイーツなどに特色があります。
その特色をテレビコマーシャルやS N S広告などで宣伝することで、お客様が理由をつけて行きたいコンビニにすることで、わざわざ足を運ぶのです。
同じように歯科医院もあなたの歯科医院を選ぶ理由を発信する、アピールしていく必要があるのです。
2.アピール力であなたの来てほしい患者さんが来る
アピール力があれば、来てほしい患者さんの数が増えます。
例えば、インプラントを中心とした治療をしていく歯科医院であれば、インプラントについてホームページのブログや看板などを使って宣伝することで、インプラント治療を希望する患者さんが多く来院されます。
一方で、インプラントについてアピールしていなければ、保険内で義歯治療を希望する患者さんが多く来院する可能性が高くなります。
もちろん、広く多くの患者さんに来てもらうことは必要です。
しかし、得意な治療技術を発揮するのであれば、治療技術を発揮できる患者さんに来てもらわなければいけません。
アピール力は歯科医の先生の治療技術を十分に発揮させるためにも必要だといえるでしょう。
3.アピール力をアップさせるためには来院動機を知ることから
アピール力があれば治療技術を十分に発揮できる、とご理解いただいたという前提で、どのようにしてアピール力を上げればいいのでしょうか。
アピール力を上げるためには、まずはあなたの歯科医院を選んだ患者さんがどうしてあなたの歯科医院を選んだのかを知る必要があります。
これは幾度となくお話ししていることになります。
問診票に、痛みなど病気の症状以外にも、どうしてあなたの歯科医院を選んだのか、来院動機について記載してもらう欄を設けている歯科医院があります。
来院動機を調べることで、まずはどういった分野から患者さんがあなたの歯科医院を知ったのかを知ることができます。
S N SやホームページであればS N Sの投稿数を増やしたり、ブログを充実させる必要があります。
看板を見て来院されたのであれば看板のサイズをより大きくできないか、キャッチフレーズはこれで良いか、といったことを検討する必要があります。
アピール力を上げるためにはあなたの歯科医院を選んだ来院動機を知ることが重要です。まずは、ぜひ問診票欄に来院動機のチェック欄を設けてみてくださいね。