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集客アップに繋がる院内イベント!

2023.06.26

最近では院内イベントを行っている歯科医院が多く、患者集客アップに欠かせない取り組みのひとつになっています。

とはいえ、院内イベントが本当に増患になるの?と思う人もいるでしょう。
そこで、今回は集客アップに繋がる院内イベントについて解説していきます。

院内イベントをするメリット

院内イベントは必要ないと考えている院長先生もいると思いますが、院内イベントをすることで、次の3つのメリットがあります。

①新規患者さん獲得に繋がる
院内イベントは、新規患者さんを獲得するチャンスです。
例えば、子どもの虫歯予防のポイントといった内容のイベントを開催するとします。
イベント参加者の対象を通院中の親子に限らず、お友達親子も参加対象にします。お友達の方がイベントをきっかけに歯科医院を気に入れば、リピーターになる可能性があります。また、歯科医院を探している人は、院内の雰囲気を知りたい傾向があります。院内イベントを行なっていると「行ってみよう!」と気軽に参加しやすく、その後患者さんとして通う可能性が高いでしょう。

②スタッフとのコミュニケーションになる
院内イベントでは、スタッフとのコミュニケーションが欠かせません。
スタッフと会話する機会が増えて、相手の得意なことや苦手なこと、「〇〇さんにはこんな一面があったんだ。」などの気づきにもなり、お互いの信頼関係が深まるきっかけになります。

③チーム力が上がる
院内イベントは、成功させるためにスタッフ一同で取り組みます。
みんなが同じテーマや目標に向かって取り組むようになり、自然と団結力が増していく傾向があります。

院内イベントの2つのポイント

院内イベントを成功させるには、次の2つがポイントです。

①イベントのターゲット層を決める
②スタッフの理解を深めておく

それぞれについて、解説していきます。


①イベントのターゲット層を決める
イベントを成功させるには、企画が大切です。
まず、集客するターゲット層を決めると企画しやすいです。
例えば、40代〜60代の大人をターゲットにする場合には、父の日や敬老の日に絡んだ企画を考えると良いでしょう。
口臭の原因や改善方法のポスターを貼ったり、冊子を作ったりします。
また、定期検診のハガキやメールに、歯ブラシや口臭対策グッズがお得に買えるといった内容を記載しておくと、リコール率アップにも繋がりやすいです。

他にも、6月の歯と口の健康習慣では、全ての方を対象にして、歯科衛生士が教える歯磨き指導、オススメのケアグッズなどを企画するのも良いでしょう。
初めは、季節や行事に合わせてイベントを計画するとやりやすいです。

新規患者さんを集めたい時は、初めての歯医者さんデビューのイベントがおすすめです。最近は、虫歯予防や歯科医院に慣れてもらうために、幼い頃から歯医者にいく家庭が多くなっています。
しかし、保護者の方は次のような不安を持っている傾向があります。

・歯医者にいくタイミングがわからない
・子どもが泣いてしまうかも

こういった不安があり、親子で歯医者に行くハードルが高くなっていることが考えられます。子ども向けの院内イベントをすることで歯医者に行くきっかけになります。
その結果、子どもだけでなく保護者の方が自分も診て欲しいとなる傾向があり、患者さんを増やす効果も期待できます。

②スタッフの理解を深めておく
例えば、取り扱っている電動歯ブラシをメインにするイベントをするとします。
その際に、しっかりと製品についてスタッフが事前に理解しておくことが大事です。
患者さんに用途や製品の特長などはもちろん、なぜオススメするのか、までの知識を深めておくと患者さんに質問されたとき、焦らずに答えることができます。

まとめ

院内イベントは、リコール率アップや新規患者さんへのアプローチに効果的です。
また、院内イベントはチーム力アップにも繋がります。
イベントに向けてスタッフと一緒に取り組むことで、医院の雰囲気も良くなるでしょう。
自分たちが手がけたイベントで患者さんが増えたり、物品が売れたりなどの目標達成はスタッフのモチベーションアップにもなります。
まずは、季節や行事に合わせた簡単な院内イベントから始めてみませんか?

歯科衛生士 帆保智子

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