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歯科経営において事務長を雇うメリットについて

2023.07.17

最近では、事務長を雇っている歯科医院は珍しくありません。
病院を開いているだけで患者さんが来ていた時代であれば良いのですが、近年、経営や広告戦略など院長先生が行う業務も多岐にわたるようになってきています。
現在事務長を雇っていない歯科医院でも、今後、安定して経営をする、そして成長させるためには事務長を雇い院長先生にかかる負担を少なくすることが大切です。
今回は、事務長を雇うメリットにお伝えしてきます。

▼事務長の役目とは

事務長が行う役目は様々です。
経理や人事、労務、またHPなどの広告関係など細かく上げればきりがないのですが、院長先生やスタッフが診療に専念できる環境を作ることが仕事と言えます。
事務長は、歯科医院全体をマネジメントし、院長先生が余計なことに時間や労力を使ってしまわないようにします。
同時に、院長とフタッフの間に入りコミュニケーションが円滑に進むようにする、という役割も持っています。

▼最大のメリットは自分の仕事に集中できること

院長先生は、常に時間に追われています。
経営が軌道に乗っている医院の院長先生は、やることが山積みの上、抱えているスタッフも多いため、診療時間を終えても深夜まで働いていることもあります。
開業当初であれば、やる気や気力で乗り越えることができるのですが、そのままの働き方を続けていると体を壊してしまう可能性もあります。
自分にしかできない仕事は何なのか、を常に考え、自分でなくても良い部分に関しては他の人に任せるようしましょう。
既存のスタッフに院長の仕事を割り振ってしまうと、もともとの仕事に使えて追加の業務が発生してしまいます。
そのため院長が行っていた業務を専門に行う事務長を雇うことが大切になります。

▼健全に医院を経営、成長させるためには事務長が必須です

院長先生やスタッフの負担を増やすことなく、健全に医院を経営、成長させるためには事務長が必須です。
現在は、医院を開いているだけで患者さんが来てくれる時代ではありません。
安定して患者さんに来院してもらうために、技術の修練はもちろんのこと、接遇の向上、また他院を比べて以下に優れているのか、という情報の発信も必要です。
それに加えて時代にあった経営をするために常に情報収集をする必要もあります。
院長先生やスタッフの方だけでは処理できない仕事量や情報量になって来ています。
診療領域以外、マネジメント業務の専門家である事務長を雇うことなくしては、今後の歯科医院経営は難しくなるでしょう。

▼まずは事務代行サービスから

事務長は雇いたいけど、どのような人材になんの仕事を頼むかわからない、という方は、まず事務代行サービスから始めるのも方法の一つです。
最近では、オンラインに特化して手軽に事務の代行を行う業者も増えています。
事務代行サービスを頼んでみて、実際に日常の業務の中でどの部分を外注できるのか、を洗い出しましょう。
外注できる仕事を明らかにした上で、事務長の求人をするとスムーズに事務長を募集することができます。

▼まとめ

事務長を雇うことのメリットは、院長先生が自分しかできない仕事に集中できることです。
経営を続けていくと仕事はどんどん増えてしまいます。
逐一、他のスタッフに仕事を任せるのではなく、事務長を雇い最初から任せることで、院長先生は、医院の将来を考えたり、目の前の患者さんの治療に集中したり、することが可能になります。
一度検討してみてはいかがでしょうか。

歯科医師 K.A.

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