歯科医師会や学会、勉強会に所属している院長先生は多くいらっしゃると思いますが、開業している地域の経営者の方と繋がっている院長先生は多くないかと思います。
地域の経営者の方とつながることは、想像するよりも多くのメリットを医院に対してもたらします。
今回は、院長先生が地域の経営者とつながるメリット、またどのように地域の経営者とつながるのかについてお伝えしていきます。
▼医院の認知につながる
地域の経営者とつながることで、医院を広く認知させることが可能です。
地域の経営者本人だけではなく、経営している企業や商店の従業員や家族にも医院の存在を伝えることができます。
医院を知ってもらうためには、HPやSNS、ポスティングなど医院にいたまま行う方法がありますが、実際に人と会って足を使って認知を広げることも大切です。
知り合いの経営者が更に知り合いを紹介するなど、時間をかけて行くとより多くの広がりを見せるのも特徴と言えます。
▼質の良い患者さんを獲得することができる
地域の経営者は、金銭的な余裕があることが多いため質の良い患者さんになってくれる可能性が高いです。
自費治療を行って満足した場合には、周囲の知り合いを紹介してくれるケースも多々あります。
自費治療を行うことができるだけではなく、定期検診にも繋がりやすく、また無断キャンセルなどを行うことが少ないです。
自ら質の良い患者さんを獲得できる、という意味でも地域の経営者とつながるメリットは大きいと言えるでしょう。
▼他業種から刺激を受ける事できる
他業種から刺激を受けることができるのも、地域の経営者とつながるメリットです。
歯科医師が普段接する人は、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、材料屋さん、コンサルなど、歯科業界の人がほとんどです。
歯科業界については詳しくなりますが、狭い業界の常識や価値観にとらわれてしまうのも事実です。
他業種の方とつながることによって、経営者の働き方やスタッフ雇用、ビジネスのノウハウなど様々な情報や刺激を受けることができます。
▼地域の経営者とつながる方法
最後に実際に地域の経営者とつながる方法についていくつかお伝えしていきます。
・実店舗を利用する
地域にある実店舗を利用するのは一番ハードルが低い方法です。
飲食店や工務店、電気屋さんなど、院長先生個人の生活で利用する店舗に加えて、医院を経営していく間に必要な事は地域の店舗を利用することをおすすめします。
医院での忘年会やちょっとしたイベント時の昼食で、定期的に飲食店を利用したりすると飲食店の店長から大変喜ばれるのでおすすめです。
・地域のイベントに出店する
地位のイベントに出店するのも良いでしょう。
地域が主催する祭りや商工会主催のイベントに出店することで、同時に出店している人たちと知り合うことができます。
地域のイベントは一見すると、医院の認知を広げることが目的にようですが、実は横に繋がりができるというメリットが大きいです。
・商工会に参加する
商工会に参加するのも方法の一つです。
前述した2つに比べるとハードルは高いと思いますが、他業種の方が多く参加している商工会に参加することで、多くの経営者と知り合うことが可能です。
▼まとめ
院長先生が地域の経営者とつながるメリットについてお伝えしてきました。
地域の経営者とつながることで、認知を広げ、患者さんの獲得につながるなど、経営にプラスのメリットがあるだけではなく、他業種からの刺激を受けることができるのもポイントです。
短期間で結果が出るようなものではないですが、頭の片隅に入れておくといいでしょう。
歯科医師 K.A.