「入職したスタッフが数年も働かずにやめてしまう」
「色々な方法を試したけど何が効果的なのかわからない」
離職するスタッフをどう止めればよいのか悩んでいる院長先生は多いかと思います。
離職率を下げる方法は様々ですが、今回は、働く環境を充実させること、に絞ってお伝えしていきます。
具体的な方法についてもお伝えしていきますので最後までご覧いただけると幸いです。
▼安定した経営を行うためには離職率を下げることが不可欠です
安定した経営を行うためには、医院で働く人をどのように確保するのかが重要になります。
求人にコストをかけて常に新しい人を入れるのも方法の一つですが、歯科衛生士を一人入職させるのには平均50〜100万円のコストがかかります。
また、入職したあとに教育する必要があるため、その分教育コストもかかりますし、実際に働いてもらったら思っていたような人材とは違うというリスクもあります。
そのようなことを考えると、離職率を下げる、すでに働いている人に可能な限り長く働いてもらう方がコストは低くすみます。
ベースアップや賞与といったコストはかかりますが、良い人材かどうかわからない求人よりはかける意味があるでしょう。
▼離職率を下げるにはどうすればいいのか
離職率を下げるのに効果があると、一般的に言われる方法をいくつか挙げていきます
・賃金を上げる
仕事内容に対して正当な報酬をもらっていないと判断されてしまうと離職率は上がってしまいます。
可能な限り、働きに見合った報酬を与えるようにしましょう。
また、人材評価や昇給に対して明確なルールが定められていない医院も多いため、ルールを整備することも効果があります。
・仕事にやりがいを与える
仕事にやりがいを与えるのも効果的です。
自分の仕事がどのような意味があって、それに対して誰が助けられているのか、を根気強くスタッフに伝えていくことが重要です。
ただやりがいに関しては、どの部分を重視しているのかスタッフごとに異なるため注意が必要です。
・働く環境を整える
働く環境を整えることは、かなり離職率を下げる効果があります。
福利厚生サービスに加えて、学習支援などもあるとスタッフが継続して働いてくれます。
この部分に関して事項で詳しく見ていきましょう。
▼働く環境を充実させることが1番効果的
離職率を下げる方法についていくつか説明してきましたが、一番効果的なのは働く環境を充実させることです。
働く環境を充実させるとは「楽しく仕事に行ける」ということでもあります。
いくら高額の給与をもらっていても仕事の時間が苦痛ですと、長期間働けませんし、やりがいを持っていても劣悪な環境では長続きしません。
ストレスなく楽しく働ける環境を作ることが、スタッフの離職率を下げる最良の方法なのです。
スタッフがリラックスして休憩できるように、スタッフルームを充実させるのも一つの方法です。
実際にどのような設備があるのか、スタッフにアンケートをとって購入すると良いでしょう。
また、通勤がしやすいように、通勤するスタッフのことを考えて開業立地を考えるのも必要です。
▼まとめ
離職率を下げるためには、様々な方法がありますが、スタッフがストレスなく仕事に通えるように、働く環境を充実させることが効果的です。
良いスタッフが長期間働けるような医院にすることで、患者さんも安心して通える医院になります。
何より、多くの院長先生がストレスに感じている人間関係や求人のストレスが減ることが一番のメリットでしょう。
歯科医師 K.A.