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スタッフの指導時に押さえておくべきポイント

2024.03.11

「新しく入ったスタッフの指導方法がわからない」
「入ったスタッフが定着せずにすぐに辞めてしまう」
このような悩みを抱える歯科医院は多くあります。
人材をどう確保するのかと同じように、入職したスタッフをスムーズに指導し定着してもらうことは、安定した医院経営を行う上で重要です。
今回は、スタッフの指導時に押さえておくべきポイントについてお伝えしていきます。

▼定着し長く働いてもらうことが重要です

一般には、入職したスタッフに色々と指導し、早く働けるようになることが重要と思われがちですが、実際には早く働けることよりも、長く働いてもらうことのほうが重要です。
院長先生も、指導するスタッフも、次から次へと新しいことを覚えてもらおうと指導をするのではなく、まずは医院の雰囲気や仕事の流れに慣れてもらうことから始めましょう。
また、入職したスタッフも早く物事を覚えるよう、医院に馴染もうと必要以上に頑張ってしまう傾向があるため、指導する際には余裕をもって接すると良いでしょう。

▼院長先生は方向性を提示しましょう

院長先生は、現場の細かいことに口を出すのではなく、医院の目指す方向性を示すようにしましょう。
小規模医院の場合、院長先生の目が細かいところまで行き届くため、入職したスタッフに対して院長先生が直接指導をするケースが見られます。
開業して間もない場合、指導できるスタッフが育ってないため仕方がないのですが、院長先生以外に指導できるスタッフがいる場合には、院長先生が指導をするのは避けるのが懸命です。
院長先生が直接指導をすると、ただでさえ忙しい院長先生の時間や労力が消費されてしまいます。
院長先生は、大まかな医院の目指す方向性ややりたい医療、ビジョンを伝え、細かいことは現場に任せるスタンスを取りましょう。

▼指導するスタッフは相性を重視

指導するスタッフは、入職したスタッフとの相性を重視しましょう。
医院によっては、経験豊富なスタッフを教育係にしている場合がありますが、可能であればすべてのスタッフが指導できる状態にしておき、入職したスタッフとの相性を考慮して設定すると良いでしょう。
診療日が多い医院などでは、シフトによって指導するスタッフが毎回変わってしまうことがあります。
職場にマニュアルなどがあったとしても、細かい部分や指導方法はスタッフによって異なるため、指導するスタッフが変わってしまうと指導内容にブレが生じてしまいます。
なるべく同じスタッフ、それも相性が良いスタッフが指導することでスムーズに職場になれることが出来ます。

▼既存のスタッフも尊重する

新しいスタッフが入職する際には、既存のスタッフへの心配りも重要です。
新しいスタッフがなるべく早く職場に馴染むことも重要ですが、既存のスタッフに対して悪影響が出ていないか、ネガティブな意見を持っていないかなどの聞き取りも行いましょう。
どうしても新しいスタッフに対して労力が集中しがちですが、すべてのスタッフが気持ちよく働き続ける環境を作るためには、もともといるスタッフを尊重し、気を配ることは重要です。
全員がストレスなく働き続けるために、採用を検討する場合には、経験年数や資格の有無だけではなく、人柄を重視することも時には有効です。

▼まとめ

スタッフの指導時に押さえておくべきポイントについてお伝えしてきました。
新しく入職したスタッフがなるべく早く戦力として使えるようになることばかりを重視するのではなく、長期間で見て医院に関わるスタッフ全員が気持ちよく働けることを重視すると良いでしょう。

歯科医師 K.A. 

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