知って得する歯科情報!

『セカンドオピニオンを受ける時に注意すべきこと』

2024.04.15

近年、セカンドオピニオンという単語が一般化し、通常の初診の他に、セカンドオピニオンを希望される患者さんも増えてきました。
大学病院など組織化された場所であればよいのですが、一般の歯科医院ではどのように対応すればよいかわからず、結果保険診療扱いで初診として対応している医院も少なくはありません。
今回は、セカンドオピニオンを受ける際に注意すべきことについてお伝えしていきます。

▼セカンドオピニオンとは

厚生労働省が定義するセカンドオピニオンとは、主治医以外の医師による助言であり、セカンドオピニオンを行うためには主治医から治療計画、検査結果、画像などの情報提供が必要になります。
セカンドオピニオンで医院を来院した患者さんには、検査や治療を行うことはできません。
しかし現状、セカンドオピニオンを希望する患者さんがそれらを理解していることは少なく、主治医からの情報を持参し助言を求めるのではなく、現状の治療に不安や不満を持つ患者さんが単に相談するケースが多くあります。
単なる相談であればセカンドオピニオンではなく、初診扱いとして対処する旨を患者さんに伝え、初診として扱うと良いでしょう。

▼基本的には自費診療として対応しましょう

セカンドオピニオンの依頼があった場合には、基本的には自費診療として対応しましょう。
自費診療なので費用は医院が決めるものですが、60~90分あたり1万~5万円あたりに設定している医院が多いです。
依頼してきた患者さん本人、もしくはご家族に前医からの紹介状や診療情報を用意してもらいましょう。
繰り返しになりますが、多くの患者さんはセカンドオピニオンの本来の意味を誤解しており、単なる相談を希望しているのが現状です。
予約を取る際には、単なる相談とセカンドオピニオンの違いを患者さんに伝え理解してもらいましょう。

▼前医を否定しないように注意しましょう

セカンドオピニオンを希望している患者さんは、前医に対して不安や不満を抱えている方が多いです。
そのため前医と連絡を取らずに単なる相談になるケースも多いのですが、セカンドオピニオンに進んだ場合は、前医を否定しないように注意しましょう。
提供された情報や治療後の経過を見ながら、事実に注視し、患者さんの疑問や不安に対して対応しましょう。
セカンドオピニオンは、患者さんの不安を少なくし選択肢を広げるためのものであり、前医の治療や方針を評価するものではありません。

▼治療を行う場合はかならず前医に連絡を

セカンドオピニオンを行った結果、当院での治療を希望する患者さんもいらっしゃると思います。
その場合、患者さんにはかならず前医に連絡をしてもらい転院の手続きを行ってもらいましょう。
医院同士が連携して診療を行う必要性は必ずしもないのですが、紹介状があるとその後の診療がよりスムーズに行えるでしょう。
セカンドオピニオンを行った患者さんでも、他の患者さんと区別する必要はなく、常日頃行っているように検査を行い、診療を進めていきましょう。

▼まとめ

医院でセカンドオピニオンを受ける場合の注意事項についてお伝えしてきました。
セカンドオピニオンは単なる相談ではなく、主治医からの情報提供を前提とした助言です。
あらかじめ医院でセカンドオピニオン外来や費用を設置し対応すると良いでしょう。

一覧へ戻る