知って得する歯科情報!

歯科医院経営は求人が重要

2024.08.12

安定した歯科医院経営を目指すために必要な要素は、医院の立地、広告による宣伝など様々ですが、なにより重要なのは業務を行うスタッフです。
痛みや不安を持った患者さんと接するスタッフの質によって患者さんの満足度は大きく変化します。
スタッフをどう集め、どのように働いてもらうのかが経営のキモになってくるといっても良いでしょう。

▼歯科医院の業務は対人がメイン

歯科医院の業務でメインとなってくるのは、診療や受付など対人業務です。
診療中の歯科医師や歯科衛生士の話し方や立ち振舞、受付での対応が歯科医院自体の印象になりそして評判を作っていきます。
どんなに良い立地に医院を構えていても、患者さんと接するスタッフの印象が悪い医院は長く安定した経営をすることは難しいでしょう。
もちろん清掃や滅菌など、他の仕事も重要ではありますが、直接患者さんと接して売上を作るのは対人業務です。

▼売上は人材によって左右される

歯科医院の売上は人材によって大きく変わってきます。
診療を担当する歯科医師や歯科衛生士は、自費率や治療継続率、定期検診の受診率に関わるため、人材の厳選や教育はとても大切です。
また受付や電話対応も、患者さんとの初めてのコンタクトになるため軽視することもできません。
歯科医院は一つの地域に複数あるため、少しでも対応が悪いとすぐに患者さんの足が遠のいてしまいます。

▼スタッフ教育よりも求人が大切

スタッフを教育するよりも、求人で良い人材を探すほうが効果的です。
もちろんマニュアルを作り、スタッフ教育をすることは必要ですが、マニュアル的な対応は画一的であり、予想外の事態に対して対応することは難しいです。
最初から人当たりの良い性格のスタッフを採用し、最低限のルールを与え、それ以外は本人の裁量に任せる方がうまくいくことの方が多いです。
また、教育にかけるコストを減らすことができるため、院長初め他のスタッフの手間を減らすことができます。

▼良い人材を確保するためにすべきこと

良い人材を確保するための方法についてもいくつかお伝えしていきます。
・リファラル採用を積極的に利用する
採用をする場合には、既存のスタッフの知り合いを紹介してもらうようにしましょう。
紹介してくれたスタッフにはお礼金を出す、または紹介してくれたスタッフが働いている間は紹介元スタッフの月給をプラスするなどのインセンティブを設けると効果的です。
・スタッフが足りていても求人をかけ続ける
求人をかけつづけて常によい人材を探し続けるのも一つの方法です。
ただし求人サイトや人材紹介会社を使用する場合には、コストが高くついてしまうため、医院のHPや紹介といったようにコストが低い方法を選びましょう。
・直接スカウトする
良いと思った人を直接スカウトするのも効果的です。
受付や歯科助手など、資格が必要ないスタッフであれば自分の足で街をあるいて、また自分が普段利用するお店などで良いと思った人を誘いましょう。

▼まとめ

歯科医院経営は実際に患者さんと接するスタッフの質が重要であり、質の良いスタッフをどう集めるかが経営のコアになってきます。
働き始めたスタッフが最初からストレスなく働くためや最低限の質を担保するためにはマニュアルは必要ですが、最初から持っている人としての性格はあとから伸ばすことは難しいのが現実です。
そのため、常に良いスタッフを集めるために求人を重視すると良いでしょう。

歯科医師 K.A. 

一覧へ戻る