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院内活動がうまくいかない?継続できる3つのポイント

2022.01.17

歯科医院の採用率や収益率アップなど、実現するためには院内活動が欠かせません。
院長先生やスタッフが素晴らしいアイデアを提案しても、継続できずにそのまま終了してしまうといった歯科医院が数多くあります。

そこで今回は、院内活動のメリット、継続するための3つのポイントについて解説していきます。

1.歯科医院を活性化する取り組みで収益は上がる

院内活動を継続するポイントを解説する前に、そもそも院内活動はやる意味があるのでしょうか。

院内活動によって収益の増加がアップ
たとえば、毎月スタッフ一人一人の目標を朝礼で発表する歯科医院があります。
新人スタッフであれば、技術面での目標を掲げ、2年目以降であれば、コスト面での意識や自費率の向上への取り組み、患者さんへの物販誘導への戦略などについて目標を掲げてもらいます。

そうすることで、技術的にどのレベルまで到達しているのかを判断でき、患者さんが満足できる医療への提供へ繋がります。

また、コスト面の意識をしてもらうことで、コストは削減できますし、自費率成約率アップや物販の増加によって医院収益が見込めます。
だからこそ院内活動を活性化させ、継続していくことが重要です。

2.取り組みを継続する3つのポイント

素晴らしいアイデアがあっても、取り組みが継続できなければ売り上げアップにつながりません。
では、どうすれば取り組みを継続することができるのでしょうか。
主に3つのポイントがあります。

1つ目のポイント
いきなり大きな目標を掲げないということです。
歯科医院の年間の売り上げをスタッフに伝えている歯科医院の場合、年間売り上げが5000万円をいきなり1億円と目標設定したところで達成することは難しいです。

年間目標を大きく掲げるのではなく、月間や一週間というように短期間で達成しやすい目標を掲げましょう。

たとえば、自費契約であれば、1週間に1件、月間5件、年間では60件というような目標設定です。
1件あたりインプラント治療30万円とすれば、それだけで年間1800万円の増益になります。
細かい目標を設定し、大きな目標に対して小さな目標の達成を積み重ねることで継続へつながるでしょう。

2つ目のポイント
数値化することです。
たとえば、コストを削減するといっても、どれだけ削減できたのか数がわからなければ、目標が達成できたかどうかでさえわかりません。

コスト削減であれば、在庫数を表で記入し、一週間でどれだけの数を使用し、1ヶ月でどれだけの費用がかかっているのかを把握することが重要です。
たとえば、材料はインターネット通販のセール時期にまとめて購入してどれくらいの期間で消費したのか、1日あたりどれくらいの材料を使っているのかを計算します。

時期によって使用数も違いますが、セールでまとめて購入し、在庫を数値化することでコスト削減を見える化できます。
見える化することで、目標を達成できたのかがわかり、コスト削減の取り組みを継続しやすくなります。

3つ目のポイント
スタッフ同士でそれぞれの目標を達成できたか共有することです。
院長先生がスタッフ全員の目標管理をすることは大変なので、スタッフ同士それぞれペアを組んでもらうことで、管理がしやすくなります。

さらにお互いに目標達成できたか共有することで、目標達成に責任を持ち、継続しなくてはいけない状況を作り出すことができます。

院内活動を継続していくことは難しいです。
しかし、一度習慣化してしまえば、ずっと継続していくことができます。ぜひ歯科医院にとってプラスになる取り組みを継続していきましょう。

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