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リコールハガキは時代遅れ?ハガキだからこそ伝えられる魅力

2022.03.28

リコールハガキなんて送ったことがないという歯科医院もあれば、なんとなく半年に一度、来院していない患者さんを対象に同じリコールハガキを送っている歯科医院もあります。
今ではSNS広告運用も注目されており、あまりリコールハガキには意味を感じていない歯科医師の先生も多いかもしれません。
しかし、今だからこそリコールハガキで伝わる魅力があります。
今回は、「今でこそ見直してほしい」リコールハガキの活用法と魅力についてご紹介します。

1.リコールハガキの意味

リコールハガキの目的は、患者さんのリコールを促すことにあります。しかし、どの患者さんにも同じリコールハガキを送って満足していることが多いです。
もしくは、スタッフが毎月の雑務として目的を考えることなく、単なる「作業」となってしまっています。
これでは、患者さんに必要な情報を届けることができません。

リコールハガキは、患者さんにとって本当に必要な情報を伝え、定期検診や治療の必要性を伝えることが第一です。
そのためにも、歯科医院サイドが意義をもって、リコールハガキを送る必要があります。

2.リコールハガキの多様性

定期健診にいきましょう、というワンパターンでは、患者さんも最初は見るかもしれませんが、毎回同じような内容では徐々に何も響かなくなっていきます。

リコールハガキの目的は患者さんにリコールを促すことです。
どうして患者さんが痛みもないのに歯科医院に行く必要があるのか、
明確な理由をリコールハガキで伝える必要があります。

入れ歯をつけている高齢者の方に歯周病予防の重要性を伝えても、そのリコールハガキには何の意味もありません。
義歯を入れている患者さんであれば、歯茎が徐々に下がって行くので、今の義歯がしっかりとあっているのか?といった内容をリコールハガキで伝える必要があります。

歯科医院にはお子さんから高齢者まで様々な年代の患者さんがいらっしゃいます。
だからこそ、患者さんの抱えている、もしくはリスクの高い疾患について、それぞれに合わせてたリコールハガキを作り、送る必要があります。
リコールハガキなんてどれも同じでいい、ではなく、患者さんのあった内容を持たせましょう。

もちろん多少の手間はかかります。しかし、その手間をかけることが患者さんの行動に影響を与えるのです。

3.患者さんに寄り添ったリコールハガキの効果

色々なリコールハガキが必要だといっても、100種類も種類があるわけではありません。
インプラント、矯正治療、虫歯予防(成人、お子さん向け)、歯周病予防、義歯を入れている患者さん向け、と10種類もありません。
今まで送っていた定番の内容に加え、たった数種類のリコールハガキを作るだけで、他院との差別化も図れます。
患者さんのリスクや以前の口腔内の状態から、患者さんにあったリコールハガキを送るだけでもかなり効果的ですが、さらに来院効果を高めることができるポイントがあります。

それは誕生日月にリコールハガキを送るということです。
患者さんも喜びますし、そのハガキを持参していただいた患者さんには歯ブラシや歯磨き粉のサンプルをお渡しすると、より喜ばれます。
毎年の習慣にすることで、リコール率上昇にも繋がります。
定期検診は患者さん自身のためだからこそ、患者さんにとって健康維持以上の価値をプラスしてあげましょう。
ハガキにたった一言手書きで「誕生日おめでとうございます!」と加えるだけでも、リコールハガキの印象が大幅に変わります。

SNSが宣伝広告の主流になっている状況だからこそ、リコールハガキにしかできないことがあります。
それはパーソナライズです。
歯科医院は誰かもわからない大多数に広告をするのではなく、治療や来院されたことのある患者さんにリコールハガキを使って、宣伝ができるのです。
ぜひリコールハガキの最大のメリットを活用して、歯科医院の魅力を伝えていきましょう。

Dentist N

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