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集患対策の超ベーシック〜看板を見直そう〜

2020.01.20

集患対策には様々な方法がありますが、より効果を上げやすいのが「看板広告」です。
看板は、歯科医院の情報を患者さんに伝えるだけでなく、そこに歯科医院があるということをアピールするためにも必要です。

特に、新規開業をされる先生であれば、看板は認知度を上げるために記載内容やデザインを設計前から考えておく必要があります。
もちろん、開業から10年以上経過している先生でも、看板を見て来てくれている患者さんが多いのであれば看板を一新することも集患にとって大きな役割を果たします。

そんな看板の重要性についてご紹介していきます。

1.看板はおしゃれなことが重要??

都心部ではおしゃれな歯科医院の看板をよく目にします。
細い字体で漢字やカタカナではなく、英字表記でよりおしゃれにしている看板もあります。
ロゴマークもこだわりの歯のテイストを使っていない、おしゃれなロゴも最近では使われるようになってきました。

そんなおしゃれな看板ですが、看板にとっておしゃれなことは重要なのでしょうか。

確かに、他に競合の歯科医院も他業種の看板もないような場所であれば、おしゃれな看板はひときわ目を引く存在になります。

「何の看板だろう」と通る人に考えさせることもできます。
しかし、看板で、しかも集患で何よりも大切なことは「歯科医院がある」ということを知らせることです。

看板は不特定多数の人に歯科医院の存在をアピールするためのものです。
デザイン性も確かに重要ですが、おしゃれすぎて歯科医院の看板だと誰もわからなかったら意味がありません。

また、高齢者の多い地域で義歯の治療が多いのに、小児歯科をアピールした看板を設置してもお子さんの患者数を増やすことは難しいです。
看板にとって重要なことはおしゃれなデザインではありません。不特定多数の人が歯科医院に行きたいと思ったときに思い出してもらえる高い認知度が重要なのです。

2.看板に必要なこと

看板におしゃれさは必ずしも必要ではないことを理解していただいたところで、集患における看板にとって何が必要なのかをご紹介します。

集患における看板に必要なことは歯科医院の名前とイメージです。

歯科医院の名前をしっかりと認知してもらうためには、文字体は先生のこだわりでもいいですが、全ての人が読みやすいサイズを意識する必要があります。

そして先生の歯科医院のイメージカラーを決定することです。

色には様々な意味があります。
青は清潔感、緑は信頼性、オレンジや黄色は活発なイメージなど色によって人に与える印象は異なります。
どの色が目立って人に印象を与えるかということではなく、先生が歯科医院にどんなイメージを持ってもらいたいかが重要です。

例えばマクドナルドは赤をベースに黄色のMの文字が印象的です。
赤と黄色を使うことで待ち時間を短く感じさせる効果を生み出します。

一方で、高級ブランド、ルイヴィトンは黒がベースの白文字です。
高級なイメージを与えることができます。
自費率の高い高級な歯科医院のイメージを患者さんに認知してもらいたいのであれば、黒を基調としたカラーを使う必要がありますし、小児歯科で元気なお子さんたちにきてもらいたいのであれば、黄色やオレンジといったカラーを使う必要があります。
認知度を上げるための看板には色の与えるイメージを事前に把握し、決めておくことが重要なのです。

3.看板は大きくなくてもいい

看板は目立つ方がいいからとにかく大きいサイズのものを!と考えている方もいるかもしれません。
しかし、必ずしも看板を限界まで大きくする必要はありません。
看板といっても野立て看板から、歯科医院に設置する看板まで様々です。
その中で車ばかりが通るのであれば大きい方がいいかもしれませんが、歩いている方が多いようなテナントビルの歯科医院であれば、1階の通行している人へ認知してもらうために、自動販売機などに小さな看板を設置するだけでも認知度が向上します。

自分の歯科医院がどんな位置にあるのか?をまず認識することが重要です。
看板のサイズにこだわるのではなく、来院される患者さんに合ったサイズの看板を設置しましょう。

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