知って得する歯科情報!

集患で最初にすべきことは○○を知ること!

2020.03.15

毎月の診療報酬と同時に気になるのが来院患者数と新規患者数です。
年々下がってきて、1日当たりのアポイントも埋まらずに悩んでいる先生方もいます。
特に開業してから10年も経つと、近くに新しい歯科医院が開院し、ますます患者さん減少の一途をたどる歯科医院もあります。

そこで、歯科医院の経営にまず欠かせない「集患」についてまず何をすべきなのか、最初にすべきことをご紹介していきます。

1.問診票に来院したきっかけを作って分析

集患で大切なことはホームページだ、看板広告だ、など様々な情報が飛び交っています。
確かにそれぞれの方法は正しいです。

しかし、先生の歯科医院にとってその集患方法が正しいのかどうかはわかりません。
先生の歯科医院にとって、どんな方法が最も患者さんへの認知度向上に繋がるのか?を分析することが重要です。

テレビコマーシャルで宣伝している化粧品やおもちゃ、食品、全ての商品の開発は「市場調査」から始まります。
市場調査でどんなものが求められているか?を企業が分析して、商品が作られます。

したがって、先生の歯科医院という「商品」がどんな人に求められているのか?をまず知る必要があります。
歯科医院を知ってもらうきっかけといっても、ホームページもあれば、地元の電話帳の広告、駅前看板、野立て看板など、様々な種類のものがあります。

先生の歯科医院をどんなツールで知ったのか?を問診票記入欄に追加することで分析することができます。分析することで、先生がどのツールを強化するのかを知ることができます。
ですからまずは問診票の質問枠に、どうして先生の歯科医院に来院したのか、きっかけを記載してもらうようにしましょう。

2.歯科医院の強みを強化する

どうして先生の歯科医院に来院することになったのか?
きっかけを分析していくと、歯科医院によってホームページ、看板、患者さんからの口コミといったものに分類されていきます。

もちろん、近所だから来院したという方も一定数いますが、開業から10年以上経過すると、そういった患者さんは大幅に減少します。

ホームページを見て来院した、という数が多い場合は言うまでもなく、ホームページをさらに強化することが優先されます。
最近ではパソコンではなく、スマートフォンでホームページを検索する人の方が圧倒的に多いです。
したがって昔に作ったホームページを、スマートフォンで見たときに、見にくいのであれば最適化することが重要です。

看板を見て来院される方が多いのであれば、看板サイズを大きくしたり、歯科医院自体の看板をリニューアルするのもおすすめです。
特に駅に近いのであれば、駅前広告を変えるだけで月に来院される新規患者数が10人以上増えたという先生もいます。

自動車移動が中心の郊外の場所であれば、車通りが多いところの看板を増やしたり、現在の看板を見直すことでより患者さんへの認知度が上昇します。

患者さんからの紹介であれば、紹介してくださった患者さんに歯ブラシなどの試供品を提供したり、紹介してもらった患者さんが、さらに歯科医院を紹介しやすいように「紹介カード」などを作ってお渡しするといったことをすることで、紹介してもらう患者数が増えます。

それぞれの強みは歯科医院によって違います。
まずは結果を出すために自分の歯科医院の強みをさらに強化しましょう。

3.新患だけを目標にしない

歯科医院の集客ツールとして様々な会社が「新患数」を宣伝しています。
確かに新規患者数は重要な指標ではありますが、それだけが重要ではありません。
新規患者数の中で、その中からリコールに変わる患者さんの割合が何%なのかを知り、継続的な患者数を維持することの方が歯科医院経営にとって重要です。

いろんな新規患者獲得のためのツールはありますが、経営を安定、向上させるためが全てではないこと、新患のみを目標にすることはやめましょう。

何よりも、先生の歯科医院の強みを知ることが集患において重要です。
ぜひ強みの分析から始めましょう。

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