近年では、大手コンサル会社主催の経営セミナーが多数開催されています。
そのため、多くの歯科医が歯科医院にとって、マネジメントが重要であるということは当たり前となってきています。
しかし、そもそもマネジメントは本当に必要なのでしょうか。
そこで今回は歯科医院にとって本当にマネジメントが必要なのか、マネジメントの意義についてお話ししていきます。
1.そもそもマネジメントとは？
そもそもマネジメントとは一体なんなのでしょうか。
経営において、マネジメントとは、「組織が成果を達成するために必要な機関」と定義されています。
組織にとって、成果とは売り上げであったり社会貢献であったりと様々です。
マネジメントがなくても組織は動いていくのではないか？と考える方もいるかもしれません。
確かに、作業だけならできるかもしれません。
しかし、組織に目標がないと、目標達成のために必要な効率化や売り上げ達成のための仕組みを考えることをしません。
目標がないとそのための思考をストップしてしまうからです。
ですから、マネジメントは組織がより効率的に、そして大きく成長していくためには欠かせない概念なのです。
2.歯科医院にとってマネジメントは必要？
多くの経営セミナーにおいて、歯科医院にはマネジメントが重要だと伝えられています。
しかし、歯科医院にとって本当にマネジメントは必要なのでしょうか。
マネジメントは、組織が目標を達成するためにどうアプローチすればいいかを具体化していくものです。
歯科医院それぞれに達成させたい目標があります。
地元で１番を目指す歯科医院もあれば、自費100%で患者さんに最高の治療を提供することを目指す歯科医院もあります。
もちろん、地域の方の健康を守る歯科医院はとても大切です。
しかし、そのためには地域の方に選ばれる歯科医院である必要があります。
隣町の歯科医院よりも自分の歯科医院が選ばれる理由が必要です。
地域の方に選ばれるために、予防歯科についての健康教室を開催したり、地元の小学校や幼稚園での歯磨き教室を開催するといったアプローチを行っていきます。
選ばれるために必要なアプローチを行っていくということ自体がマネジメントなのです。
ですから歯科医院それぞれの目標を達成するためには、マネジメントは必要不可欠な存在なのです。
3.マネジメントを成功させるためにすべきこと
マネジメントを成功させるためには具体的に何をすべきなのでしょうか。
せっかく有益なセミナーを受けてもマネジメントを成功させるためのポイントを押さえていないと意味がありません。
マネジメントを成功させるためにすべきこと、それは「目標設定」です。
目標を立てるといっても、細かく細分化する必要があります。
地元で1番の歯科医院になるためには具体的に年間売り上げはどれくらい必要なのか、月間で考えるとどれくらいの売り上げが必要なのか、そして1週間で考えたときにどれくらいの自費契約をしているべきなのか、といった目標を細分化していくことでより達成しやすくなります。
多くの歯科医の先生が大きな目標だけを立てて、細分化しないためにマネジメントが成功できていません。ですからマネジメントを成功させるためにも目標を細分化し、明日からの毎日達成すべき目標を決めましょう。
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